ロンドン・ニューヨーク&ロサンゼルス
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ミュージカルのメッカはニューヨーク・ブロードウェイから、ロンドン・コベン トガーデンに移ったと言われています。たしかにロイド・ウエバーが次々に新作を大 ヒットさせていた頃には、ロンドン・コベントガーデンに勢いを感じました。しかし 今となっては、どちらも盛況という訳には行かないようです。かつての栄光を今に残 す作品をリメイクして上演しています。名曲はいつ聴いても良いと思いますが、全体 の緩慢としたテンポには耐えられないイラダチを感じてしまいます。
ホモやエイズを 扱ったもの、ブラックパワーに支持されたもの、と健闘していますが、いわば世紀末 現象と呼んでもよいもので、混沌とした中から新しい時代を産み出す胎動と考えられ ます。今期の作品数を数えて見ましたら、ロンドンは20作品をわずかに越え、ニュ ーヨークはわずかに足りません。その差を見ましたら、「バイジーブスBY JEEVES」 や「ジーザスクライストスーパースターJESUS CHRIST SUPERSTAR」など、ロイド・ウエーバーが`97年に発表した作品のリバイバルの数です。
さらにシカゴで公演する「ヨゼフと不思議なドリームコートJOSEFH AND THE AMAZING TECHNICOLOR DREAMCOAT」とラスベガスで公演する「スターライトエクスプレス」STARLIGHT EXPRESS などを加えると、偶然にもほぼ同じ数になります。ロンドンとニューヨークを比べて見ても、殆ど意味の無い時代になってしまっていると気付かされました。
私たちが海外に出てミュージカルを観賞する時は、主にロンドンまたはニューヨ ークということになりますが、1週間ほど滞在してその間に1日2〜3作品といった 具合に、可能な限りの数を観て廻るようなことをしています。数年前のことでしたが ロンドンへ行く予定を立てていたところにロスに住む友人から「オペラ座の怪人」 THE PHANTOM OF THE OPERA がオリジナル・キャストで来るからチケットを買っておいたと電話がかかってきました。
そんなことが切っかけで世界一周ミュージカル観賞ツアーをやってしまったことがありましたが、それ程では無いにしても、世界中を飛び回らなくてはならないと思わせられてしまう程の作品が各地で上演されています。世界各地で公演している作品をご紹介します。出発前にチケットを手に入れる方法をお教えします。
[ロンドン]
オペラ座の怪人、キャッツ、レ・ミゼラブル、ミス・サイゴン、サンセット大通り、
スターライト・イクスプス、
オリバー!、マーティン・ゲア、グリース、バイ・ジーブス、トミー、ブラッド・ブ
ラザース、バディー、
ジョルソン、ジーザス・クライスト・スーパースター、ガイズ・アンド・ドールズ、
ナイン、スクルージュ、
グッバイ・ガール、スモーキー・ジョーズ・カフェ、ヒースクリフ、(ねずみとり、
ウーマン・イン・ブラック、 イワノフ、インスペクター・コールズ)
[ウイーン]
美女と野獣、エリザベート、シー・ラブズ・ミー、
[ベルリン]
シェイクスピア・ロックンロール、
[コペンハーゲン]
ガイズ・アンド・ガールズ、ミス・サイゴン、セッツァン、
[ストックホルム]
コーラス・ライン、サウイド・オブ・ミュージック、マイ・フェア・レディー、ブル
ー・エンジェル、
[ニューヨーク]
オペラ座の怪人、美女と野獣、キャッツ、レ・ミゼラブル、ミス・サイゴン、ビッグ
、サンセット大通り、
レント、ヴィクター/ヴィクター、王様と私、ローマで起こった奇妙な出来事、スモ
ーキー・ジョーズ・カフェ、
ブリング・イン・ダ・ノイズ/ブリング・イン・ダ・ファンク、ショウボート、グリ
ース!、ファンタスティクス、キャンディード、シカゴ、カウガールズ、(ブルーマ
ン・グループ・チューブ、ストンプ、)
[シカゴ]
ショウボート、ヨゼフと不思議なドリームコート、
[ロサンジェルス]
ショウボート、
[ラスベガス]
スターライト・エクスプレス、
[トロント]
オペラ座の怪人、美女と野獣、フォーエバー・プラッド、ラグタイム、フォービドン
・ハリウッド、クラウズ、 ジェーン・エア、
その他イギリス(エジンバラ、チチェスター、マンチェスター、ストラットフォード
・アポン・エイボン)
フランス(パリ、リヨン・ニース)
ドイツ(ベルリン)
アイルランド(ダブリン)
チェコ(プラハ)
北欧(コペンハーゲン、ストックホルム、オスロ、ヘルシンキ)
イタリア(フィレンツェ、ヴェローナ、ミラノ)
オーストリア(ウイーン、ザルツブルグ、ブレゲンツ、メルビッシュ)など
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