霧のロンドン・日本人画家滞英記 |
「霧のロンドン」 日本人画家滞英記
ヨシオ・マキノ(Yoshio Markino =牧野義雄)は
1897年から1942年までロンドンに住んで、
45年間ロンドンの霧を描き続けた画家でしたが、
随筆家であり、思想家でもあった。20世紀前半の
英国において、高い評価を得た日本人である。
1869年愛知県豊田市に生まれ、米国人牧師
クラインが創設した名古屋英和学校で学んだ。
サンフランシスコに渡り、カリフォルニア大学の
美術学校で学んだ。ロンドンに移りゴールドスミス
美術学校とロンドン中央美術学校に学んだが、真の
意味での彼の絵の学校はロンドンの町角だった。