サニーが赤ちゃんを産んだ3日後のことでした。ビックリさせられるような出来事が起こったのです。表のリビングルームのベッドに真っ黒な可愛い赤ちゃんが3匹かたまってピーピー鳴いているのです 。サニーの赤ちゃんをソニアかマリエが裏からこっそりくわえて来てしまったのかと思いました。ところが裏の産室と保育室はしっかりと中扉で区切られているので、表のリビングから勝手に行き来できません。不思議な気分で思考が一瞬停止したのち、誰かが産んだに違いない ! とひらめきました。この前のソニアがなんの前触れもなく赤ちゃんを産みましたから、今回も誰かが産んだのだろうと確信したのです。ソニアちゃん以外の女の子全員にシーズンがあったので、皆んな疑しいのですが一番疑わしいのがマコリンちゃんです。もちろん外見的には誰もやや太ったかなと思える程度なのですが、お腹の厚みで判断しお尻にティッシュを当てたら赤かったのです。産室にいたサニ親子には隣の保育室へ移ってもらい、マコ親子を産箱に移しました。お腹が小さかったので3匹で終わりかと思いましたが、次の朝になって産箱を覗きますと6匹に増えていました。日中の炎暑に体温調節が苦手な赤ちゃんたちのためにエアコンを電気やさんに無理をいって取り付けてもらい、水冷風器を併用しての快適環境で健やかな生育をしています。二人のお母さんの授乳時間を一緒にしますと、互いにウロチョロしている赤ちゃんを自分の方に引き寄せてしまいます。暫くおいて様子を見ますとマコ母さんが殆ど抱き込んで、サニ母さんがウーッと唸っています。赤ちゃんたちを一緒にしてお母さんたちには交替勤務でお母さんをやってもらうことにしましたら、赤ちゃんたちはオッパイを強烈な吸引力で飲み切っても直ぐに満タンのオッパイが来るので、すこぶる満足げにゆるんだ顔で眠っています。中扉を開けるとお母さんたちは当然のように入れ替わります。 人間のお母さんも、専業母をやらずに自分の時間を持てば、わが子に接する時に良いお母さんができて、子どもも十分満されます。のべつ一緒にいて、のべつ良いお母さんをやり続けるためには、不可能に近い犠牲を求められるからです。 |
関ジェニー(雅a)ちゃんは、家族で山中湖までドライブしました。長旅の車中でもオオモノぶりを発揮して落ち着いたものでした。たくさんの人やワンちゃんたちと楽しく遊び、帰って来た次の日は一日中スヤスヤ静かでした。 |