お母さんのおっぱいを飲みますと、赤ちゃんは栄養ばかりでなく免疫も授かります。そして、その効果が持続するのは生後2ヵ月半ぐらい迄ですから、その頃までにワクチン注射を打って貰っておけば病気の心配をしなくて済むのです。ところがその為に、3ヵ月頃まで散歩に連れ出せないことが問題となる場合があます。すでに可愛がられ過ぎてガマンのないワンちゃんは、家の中だけではたまり溜まったストレスを暴発させてしまいます。 叱っても飛びつくカミつくと手を焼く時には、あえて自転車散歩をして下さい。もちろん自転車で引っぱり廻すということではありません。ワンちゃんのペースに合わせて自転車をそろそろとゆっくり走らせ、ワンちゃんに気持ちよく200メートルぐらい走らせてみて下さい。もちろんフリスビーがやれれば、数メートルの距離でやれますから、家の中でも何処でも可能です。十数回で充分な運動量が得られますから、出来るようになってしまえば手軽な運動法です。日々のわずかな努力で楽しい"平和共存"が得られるのです。 食事の前にあえてマテで待たせ、皮手袋をして毅然と接したならば、好ましい行動を身につけます。それでも半年過ぎた頃から、手に負えなくなったから訓練所へ入れたいという相談が舞い込みます。訓練所へ入れるより"しつけ教室"へ通う方をお勧めしますが、入れるしかない場合は家庭犬訓練よりも猟犬訓練の方が熟達程度も経費も好ましいようです。可愛いからと勝手を許し、あとで後悔しないようにと老婆爺心ながら。 |