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第8巻5・6号(通巻85・86号)平成10年6月28日

 当然ながら梅雨ですから、雨々そして雨の日々です。そぼふる雨の中を、合羽姿のハク爺と9匹が散歩に勤しんでいます。梅雨らしく肌寒い日の合羽は暖かく快適なのですが、蒸暑い日には、濡れてもよいから合羽は着たくないと思ってしまいます。しかし、サウナと散歩が一緒にできるのだからと思うようにして、気持ち悪くなりそうになっても我慢しています。

 たろはなファミリー出身のワンちゃん宅から、立派に成長した姿を見て欲しい、親子の対面をさせたいとの申し出が時々あります。ありがたい申し出なのですが、安易に応じられない事情があります。犬社会のルールとして、年少下位のワンちゃんが年長上位のワンちゃんたちを訪ねるには、下位であることを示す態度をとる必要があります。それを知らないままに訪ねて来てしまいますと、とんでもない大騒ぎになってしまうのです。どうしてもと考える場合には、挨拶の仕方を習って欲しいと思います。

 また心配ごとの相談として「子どもを産ませるつもりが無いなら、癌予防のために子宮を摘出した方がよい」と勧められた。あるいは「睾丸が1つしか下降していないから、癌予防のために停留している睾丸を手術した方がよい」と勧められたといわれ、判断できなくて迷っているようです。「癌」に対する考えは人生観とも関わりがあるので、獣医さんと人間のお医者さんにもご意見をうかがいました。

 使役犬のシンポジュームが群馬県・伊香保温泉でありました。前橋市在住の内山モモ・ミク(華b )のご両親が会いに来てくれました。内山パパは写真の腕がプロなみとの定評がありますが、すぐに送って下さった写真を見て感服しました。内山ママがモモとミクの写真をサナ婆に見せているところ、ハク爺が獣医さんご夫妻と雑談しているところが旨く納まっています。この獣医さんから中学高校の後輩だと名乗られて驚き、獣医夫人が赤ちゃんを背負ったままフリスビーの妙技を実演して見せたので、又もや驚ろかされました。


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