交尾が旨くいったり失敗したりは常識的に「縁とか相性とか」といいますが、ハク爺は「オスが社会的に上位か否か」によるものと「メスが従位を受け入れるか否か」によるものと思います。“どうやら”ということで、まだ自信をもっていえるほどではありませんが、2×2の4通りで[1]オスが上位でメスが従って→成功 [2]オスが上位でもメスが従わず→不成功 [3]オスが下位でもメスが従う→成功 [4]オスが下位でメスが従わず→不成功 となります。

 タロハナの3回の成功は[1]と[3]で、4回目が想像妊娠での不成功は[4]だったようです。最近のハナコは「されど母は強し」でタロウに交尾を強引に迫るという[4]の結果ですが、今後益々成功の可能性は少ないように思えます。

 サニーとタロウの関係はいきなり[4]で、気の毒そのものです。しかし仮説通りに行ってくれれば、妊娠を望まない時に別居をする必要はなくなります。ハク爺は悩み迷い決断し薄氷を踏む思いで見守っています。もし残念な結果としてサニーが妊娠してしまったら、サナ婆からどんな風にいわれるか判りません。それを考えると背筋が寒くなります。

 

 

  

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