ラブは丈夫で病気知らずの犬種です。獣医さんのお世話になるのは、1年に1回のフィラリアとワクチンの時ぐらいで、他にはせいぜい怪我とこじらせた皮膚炎の時ぐらいでしょうか。しかしその代わりに、ラブは「肥満」と「肘ダコ」に要注意といわれています。これには何処のお家でも苦戦しているようです。この夏にハク爺は、食べたがるタロハナに食べたいだけ食べさせてしまい、二匹とも臨月と間違われる程にしてしまう大失敗をしました。スリムな肢体を保ちたいと思っているかのように食事を食べ残すサニーちゃんに少しでも多く食べさせようと苦心するハク爺との攻防戦の結果は、気の毒なサニーに同情してタロハナがさらに太ってしまったということなのです。 さらに育ち盛りのアレックスに食べたいだけ食べさせようとしているので、またもやタロハナを肥満化の危機に置いてしまうことになってしまいます。サニーとアレックスには充分な食餌を食べさせたいが、タロハナには成人病予防を考慮して不必要に多量な食餌は食べさせないという難しい状況で試行錯誤を繰り返して、ついに上手い方法を探し出しました。初めに与える量に差をつけて、サニアレが食べ残したものをタロハナが食べて、ちょうど適量となるような工夫です。簡単なようですが、これが結構大変なんです。「食餌」の内容はサニーちゃんとの戦いの中でだいぶ工夫がなされてきました。
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