山川ロトのお母さんは看護婦さんで看護専門学校の先生です。ハク爺はその学校で心理学の講師をやっていますが、以外にも授業中にワンちゃんの話をまったくしないので不思議がられています。しかし、講義時間以外の休憩中にばったりロト母さんに会ってしまうと「うちのロトコが」と「タロハナが」とが突然ぶつかり、先に喋ってしまった方が勝ちという雰囲気でワン談義となります。教員室の休憩室でだったらよいのですが、廊下や玄関ホールでの立ち話で「初潮」とか「妊娠」という単語が飛び交うと、すぐ横を行き来する学生さんたちが小耳に挿んで目を丸くしてしまうのではないかと心配になることもあります。

 そのロトがいつも仲間と遊ぶ公園へロト母さんと一緒に行っていたら、あの車椅子と介助犬で有名な、千葉れい子さんとコンパニオン・ドッグのブルースが散歩で来たそうです。ロトのお家はめじろ台1丁目でブルースは捫田町ですから、同じ八王子市内でさほど遠くはありません。ブルースはチュクサベイかフラットコーテッドですから、リトリーバーということでは親戚です。しかも千葉さんが代表をしているパートナー・ドッグを育てる会の第1号となるグレーデルは黄ラブですから、ますます親しみを感じてしまうのでしょう。ちなみに大阪でこの5月に誕生した国産介助犬第1号ジョージは黒ラブです。我が国の介助犬は盲導犬での実績から、ラブラドールで作出していくだろうと思います。ロトは千葉さんから賢くて美しいと褒められたそうです。

 年末恒例の「たろはなプレゼント」は94年ドッグカレンダー「犬めくり365」を贈呈いたします。次号で当選者を発表いたしますので、お楽しみに!

 

 

 


 

 福祉事業協会及び小規模作業所は "社会福祉法人化"の必要性に迫られており、資金準備と用地確保に尽力しています。"社会福祉法人化"経験のある方かノウハウをお持ちの方の協力を求めています。

  多摩介助福祉犬協会法人化基金は    
「郵便振替00190−9−358058」です。

 

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