キューティ・サニーちゃんのオメデタは、残念ながら“不発”でした。出産予定日は20日でしたから、遅くも12月第一週には超音波検査を受けさせたかったのですが、あまりにもお腹が大きくならないので、ぎりぎり一週間前の13日に鑑別診断を受けました。ハナコちゃんの場合は、妊娠中日ごろになるとお腹も乳房も膨れ上がりガニ股でヨタヨタと歩きましたから、検査してもらう気持ちはあくまでも“念のため”でした。 ところが、ご存じのようにサニーちゃんはスリムですからまるで参考になりません。たしかに体躯全体がふっくらとひとまわり大きくなり、乳首のまわりは円形に脱毛していましたから、妊娠は間違いなく疑いの余地はないと思っていました。乳房が5センチぐらい垂れてもお腹が膨れてこないのが不思議で、胸郭の中で胎児が生育していて収まりきれなくなったら下りてくるのかとも思いました。獣医さんから胎児はいないと宣告されて、残念という気持ちとほっとする気持ちが入り交じりました。散歩に行ってノーリードになると猛然と過激に走りまわり、ハク爺は流産早産を恐れて、どーしょうかと悩んでいたからです。 |