またしても大雪が降りました。ご両親がスキー行きで、船津ソルがまたお泊まりに来ていたので、雪中大運動会を催しました。頑張って1時間早く起きた甲斐あって、予想どおり早朝の小学校の校庭は白一色です。大雪のおかげで道路にはワダチの跡もなく、遠くにタイヤチェーンの金属音が鈍くゆっくりと聞こえているので、これなら大丈夫と判断しノーリードで出発しました。案の定、タロハナはハク爺について歩きますが、三匹は一瞬にして吹雪の彼方へ消え去りました。お寺の杜(もり)をぬけてJR南武線の歩道橋を渡って、児童館横の通用口から小学校の校庭へ入るコースは承知しているかのように、雪の上の足跡に迷いはありません。
小学校の裏門の前のお家にはよく吠えかかるワンちゃんがいて、いつも散歩の時に吠えられていますが、ちゃんと寄り道してその派手に乱れた足跡からかなり激しく負けずに吠え返したようです。負けず嫌いのサニーちゃんは普段じーっと我慢している分だけ、ハク爺の目の届かない時にやりたいようにやっているようです。自由になると四匹は、「タテ社会のイヌ関係」が顕著になります。欧米などのイヌ社会では“アンフェア”は許されませんが、日本のイヌ社会では“生意気”が許されません。 |