柳沢ティール宅からダビットソンさんご夫妻の写真が送られてきました。ダビットソンさんは、野犬保護所のようだった英国王室犬舎を世界一のラブラドール犬舎に育て上げた功労者です。約半世紀に及ぶ積極的なチャンピオン犬の交配で、今日の優秀犬を創ったのだそうです。その功績でトランプをエリザベス女王から拝領し、その価値を一番知っている柳沢さんにプレゼントしたということのようです。

 

 おかげで女王繁殖犬の来日という奇跡のような出来事が起こったのです。ティールはダビットソンさんの繁殖犬で、トランプの直子である佐々エディと近く交配を予定しているそうです。わが家のサニーちゃんも同門の誼みで引き続き協力しますので、わが国に唯一の女王繁殖犬の血筋は絶えることなく繁栄は確証されたように思います。

 

 ダビットソンさんのお住まいは、イングランドの北部でスコットランドの国境に近いダーハムという町です。東方には日産自動車の工場が出来て日本人が多く住むようになったニューキャッスル市があり、西方にはピーター・ラビットの故郷として有名な湖水地方があります。ハク爺とサナ婆はまだダビットソンさんご夫妻をお訪ねしておりませんが、スコットランドのエジンバラからインターシティ(新幹線特急)でロンドンへ向かう途中でダーハムの近くを通過したときの印象で、丘陵の高低が少なく緑が豊かで優秀な犬を育成するために豊かな環境は無縁でないと思いました。

 

 二匹の黒ラブはティールの同腹だそうですが、よく似ています。写真はご夫婦がお互いに写し合ったのでしょうが、ダビットソンさんの足が切れて空が多く写っているのは奥さんの背が低いため想像できますし、奥さんの背中がきれて顔が写ってないのはワンちゃんに気を取られすぎたためでしょう。

 

 

 

 

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