いよいよ８月です。酷暑の夏です。子ラブたちにとって最も苦手な季節です。太郎父さんと華子母さんも多分にもれず暑さにあえいでいます。ハナママはベッド・ルームの地下にもぐり、坂の上から誰か来てくれないかなと見張ります。タロパパはソファーのあるリビングへ行く通路の途中で風通しのよいところに陣取って、保育園の入り口あたりを見張ります。しかし、あまりにも暑いとタロパパも地下にもぐり、声をかけても「いい話じゃなければ聞こえないよ。」とでも いいそうな顔をして寝たふりをしています。そして「ガサリ」とか「ジャラリ」と音を聞くと、「おいしいもの！」か「サンポ！」とあたかも叫んだかのような顔をして飛び起きます。

　誰に聞いてもどこを読んでも、「日中の散歩は避けるように」ということになっていますが、 太郎と華子はいつでもＯＫ。呆れちゃうほどの散歩好きです。ラブの特徴といってもよいので しょうが、軽い昼食でも食事が済めば誰も外出なんかしたくない時間帯なのに当然のように散歩をしたがります。タロもハナもドアの前に寄りかかるように座り、ジーッと見つめ、それでも知らん顔をしていると鼻を鳴らします。幸いにも前のお寺の杜はぜーんぶ木陰を歩いて行って来られるので 「真っ昼間の散歩」が決行されています。

　暑さのために食欲がおちて、食べなくなったり、無理やり食べさせたら吐いたとか、あるいは 暑さのために水を飲みすぎて下痢をするようなこともあります。朝晩の涼しい時間に食餌を与えても食欲がないときには、いつものフードに牛乳をかけてやると食べます。普段から「缶詰」や「ソフト タイプ」を避けドライ・フードで慣れさせておけば問題ありませんが、「缶詰」や「ソフトタイプ」で食欲を出してくれない場合は「ブタ赤身の挽き肉」をゆでて、浮いた油はすくい取って、挽き肉とゆで汁を １回ずつビニール袋に入れて冷凍かチルドに保存しておいて、その時にかけてあげれば食べます。