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東日本大震災の影響で、首都圏に地震が起こる危険度が高まったようです。突然の地震に襲われるのは仕方ないとしても、出来ることなら被災後も自宅で暮らしたいものです。食糧を備蓄して、ライフラインが復旧するまで自家発電で生活を維持しようと思うのです。
真っ先に考えたのは、飲料水の備蓄です。20リッターのポリタンク20本に水道水を入れて置き、毎朝庭の撒水に古い方から使い新しい水を補充して置くのです。
炊事用燃料は灯油と薪です。石油ストーブで炊飯するか、キャンプの時のように焚き火で煮炊きします。鋳物製のダッジオーブンは圧力鍋のように使え、もともと黒いので焚き火による煮炊きに適しています。
冷蔵庫に食品を貯蔵しておいても、停電が続きますと腐敗して食べられなくなってしまいます。冷たいものを飲めないのも辛いので、冷蔵庫に電源を確保しておくのは重要です。エアコンや電子レンジなどを冷蔵庫と同時に使用しなければ、家庭用の充電池と発電機で充分可能です。
ネット検索による情報では、興味深い記載がありました。沖縄西南地方では台風による停電が頻繁に起こるので、各家庭が気軽に自家発電で電力を入手しているようです。しかも一瞬無謀と思えるような簡便な方法なのに驚かされます。停電になると配電盤のブレーカーを落とし、発電機を起動させAC100Vの出力を室内の壁にあるコンセントにコードで接続すれば15Aまで使用できるというものです。天井の蛍光灯もテレビも、停電前と同じように使用出来るのです。簡単便利でたいへん魅惑的なのですが、奇策過ぎて試すことに決断出来ません。
大正12年の関東大震災は東京直下型でしたが、震源地は神奈川県の相模湾沖だったようです。同じ意味で今は千葉県沖を震源とする新たな地震に要注意です。東海・東南海・南海と連続した地震とも無縁ではありませんが、関東大震災の再来となるような懸念が大きい千葉県沖地震が気になるところです。さらに首都圏内数カ所の活断層が、千葉県沖地震に連動して地震を起こす心配があります。共に震度7程度は覚悟しておかなければなりません。阪神・新潟・東日本と3つの震災を見聞きして、心掛けばかりでなく具体的な震災対策から自衛生活を続けることになりました。
30年経っても地震は起こらないかも知れません。それでも後悔しないために、出来ることはやっておこうと思うのです。
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